駆動の重さを解決するため色々と調べ てみました。 　まずスパー/駆動ベベルを取り外し、デ フのみで組み立ててみたところ、問題は 無さそうです。 　次にデフを取り外し、スパー/駆動ベベ ルのみで組み立てたところ、蓋を閉めると 回転が重くなります。 　どうやらスパー/駆動ベベル側に原因が ありそうです。 　回転の重さに規則性があることが分か りました。 　シール部分を9時とすると、スパーが回 転して12時に向かって重くなり、12時を 過ぎるとまた軽くなります。 　11時の辺りで止めようとすると9時辺り まで戻り、1時の辺りで止めようとすると3 時辺りまで進むという動きです。 　原因が大体分かりました。 　図はベアリング部分を誇張して描いた ものです。 　ベアリング内輪にはまるスパー/駆動ベ ベルが楕円に歪んでいて、ベアリング内 輪も合わせて楕円に変形します。 　ベアリング外輪はシャーシと蓋に挟ま れて僅かに上下に歪みますので、誇張 図のような状態になります。 　この状態からスパーが90°回転する と、内輪の楕円長直径と外輪の楕円短 直径が交差しますので回転が重くなると いうわけです。 　駆動ベベルのベアリング取り付け部を 計測してみました。 　90°角度を変えて計測すると、完全に 楕円になっているのが分かります。 　続いてスパーのベアリング取り付け部 です。 　同じく完全な楕円です。 　これらの部分がベアリング内輪を楕円 に変形させていますので、その応力を開 放すれば解決します。 　具体的には、ベアリングがスコッとはま る程度まで幅が拡くなっている側を削る だけです。 　もう1箇所調節が必要な部分がありまし た。駆動ベベル側のベアリングが収まる 部分、赤丸で示した辺りを両サイド削りま す。 　そのままではベアリングがスポッと収ま らず、蓋を閉めて固定するとベアリング外 輪が歪んでしまいます。 　以上の調節を行うことで、スパー〜デフ が軽く回転するようになりました。 　回転が軽くなってもギアの回転ノイズは 凄いです。 　とりあえず手持ちのメカを適当に積んで 画像だけ残しておきます。 　以降の更新はありません。